1: ピューマ(新疆ウイグル自治区) 2013/06/04(火) 15:38:28.83 ID:TN6KU7jJP BE:524129933-PLT(12350) ポイント特典
安倍晋三首相の国粋主義的、過去否定的言動で韓日関係が緊張した時期に済州(チェジュ)平和フォーラムに参加するため韓国を訪れた鳩山由紀夫元首相は日本の右翼から慇懃に監視と圧力を受けた。右翼報道機関と団体は鳩山に「われわれはあなたの言動を注視する」というさまざまな形のシグナルを送った。
しかし鳩山元首相は済州平和フォーラムでの基調演説と中央日報とのインタビューで所信を曲げなかった。
安倍首相の言動に批判をはばからなかった彼は道徳的勇気がある政治家だった。
2009年9月から2010年6月までの短い期間に首相を務め2012年末に政界を完全に引退した56歳の鳩山元首相は会議期間中、トップの座から下りてきた人の無念さよりは余裕と安定を誇示した。
会議で忙しいスケジュールの合間に彼と会った。
――首相在任時に推進した東アジア共同体構想はその後どうなったか。
「東アジア共同体の重要性がより大きくなった。その重要性に対する説明が切実だ」
――進展がないという意味のようだ。結局政界、政府、企業、世論の支援なしでは難しいのではないか。
「政府とメディアは米国に配慮して東アジア共同体に関し十分に発言しないため国民もそれが何かよくわからない」
――米国は具体的に警戒をしているか。
「直接警戒というより論説を通じて、そして日本と近い人たちの発言を通じて東アジア共同体から米国が除外されるのは問題という意見が出ている」
――米国でなくとも複雑な領土紛争でこの地域の緊張は高いが、東アジア共同体のようなものが割り込むすき間はあるのか。
「領土紛争があるからそうしたものが一層切実だ。ドイツとフランスを見よう。第2次世界大戦直後の関係が冷え込んだ時、石炭・鉄鉱共同体を作り今日の欧州共同体
(EU)に発展したのではないか。紛争のある所に協力のプロセスが必要だ」
つづく